私は昨年の秋から屈斜路湖に足繁く釣りに通っています。
家から車で1時間ちょっととわりかし近いこともあって気軽に来れるのがポイントですね。
4月はそこそこアメマスやニジマスが釣れたのですが、5月はウグイさんしか釣れずに惨敗してしまいました。
そうこうしているうちに6月の半ばになってしまいました。
この記事では2019年初夏の屈斜路湖について書いていこうと思います。
目次
初夏の屈斜路湖のフライフィッシング
北海道でのマス釣りというのは6月が一つのハイシーズンっていうところでしょうか。
北海道は梅雨がないので6月はさほど雨は降りません。
例年だと晴れの日で気温が25℃前後ですが、曇りの日は結構寒かったりします。
そのせいで私は6月初っ端に屈斜路湖に行って風邪をひいて高熱を出して半分死んでいました。
6月の屈斜路湖ではストリーマーを引っ張る釣りのほかに、モンカゲロウやエゾハルゼミといった虫を模したフライでの釣りが楽しめます。
6月初旬にて尾札部川インレットでサクラマスが釣れました。
屈斜路湖尾札部川インレットでサクラマスが釣れました
屈斜路湖の尾札部川インレットは一番メジャーなポイントですね。
この川が一番大きな流入河川であって、インレット周辺では常に何がしかの魚が泳いでいます。
そんなこともあって釣り人の多いポイントでもあります。
ところが初期こそ釣り人が多いですが、6月の平日だと意外と釣り人が少ないです。
それは屈斜路湖以外の湖や川に行って釣り人が分散しているのかもしれません。
そして、6月になると屈斜路湖の林道のゲートが開いて碁石浜や林道奥の湖の北側のポイントに入っているかもしれません。
尾札部川インレットは清翠荘の近くにある美湖視橋の前後に車が停められるところがあります。
ここから300mほど川沿いに歩くと河口に出ます。
尾札部川インレットは河口にいい感じのカケアガリになっていて、ここを沿うようにマスが回遊していると言われています。
いきなり河口ド真ん中のカケアガリ付近に立ち込んじゃう人がいますがそれはやめてください。
その数m先に魚が回遊しているのであんまり前に立ち込んではいけないのです。
また、高番手のシンキングラインで何度もジャンプロールキャストを繰り返すのもやめてください。
スペイラインは同じ番手でもラインが太いので足元でバシャバシャとやられると魚が遠ざかってしまいますよ。
シューティングスペイやオーバーヘッドキャストでなるべく水面を叩かないキャストをすると釣果に結びつきます。
初夏の尾札部川インレットではラインはあまり沈めない方がいいような気がするので、フローティングかインターミディエイトのラインがいいかなと思います。
もしくはシンクティップラインでタイプ2くらいのティップで攻めるのもアリかなって思います。
6月になると河口に婚姻色の入ったウグイが集まっていてピチャピチャと跳ねています。
そして、その沖にはマスと思われるライズしているのを何度も見かけます。
とりあえず、何かを捕食しているライズですがライズを狙う釣りはなかなか釣れないですね。
こんな状況でもストリーマーをリトリーブする釣りが無難なような気がします。
6月12日に釣れたサクラマスです。
ヒットフライは#8オリーブのマラブーストリーマーです。
このサクラマスは湖沼型なのか海に下ったヤマメが釧路川を遡ってきたものかは不明ですが、時期から考えて遡上してきたものかもしれません。
6月14日に釣れたサクラマスです。
ヒットフライは#6のカディスピューパを模したチャートリュースのウェットフライでした。
6月はヒゲナガカワトビゲラがハッチするので使ってみたところヒットしました。
6月14日林道でモンカゲロウがハッチしていました
6月14日で午前中に尾札部川でサクラマスを釣ったあとで林道のポイントに入りました。
時刻は午前11時頃からモンカゲロウがハッチしているのを確認したわけです。
ハッチはまだらで数もさほどではなかったですが、水面からあの大きなカゲロウが湧き出すようにハッチする様は不思議でもありますね。
フライショップチニタの北林さんによるとモンカゲロウは湖の東側から盛んになって西側に移ろう傾向にあると聞きました。
6月下旬はモンカゲロウやエゾハルゼミを意識した釣りになるかと思います。
6月下旬の砂湯右の岬でモンカゲロウでアメマスが釣れました
北海道の釣りのひとつのピークが6月なのですが屈斜路湖も例外ではありません。
特に6月下旬にはモンカゲロウがハッチしてこれをアメマスやニジマスが見逃すはずがなく岸によってきます。
さらに、モンカゲロウは体長が4cmほどもある大型のカゲロウなので、魚もダイナミックに捕食しています。
2019年の屈斜路湖のモンカゲロウは6月14日に林道でハッチを確認しましたが、その時はモンカゲロウの釣りでは釣れませんでした。
そして間をおいて碁石浜でもハッチはまばらで釣果もウグイのみと今ひとつでした。
6月20日
屈斜路湖のモンカゲロウは東側から西側に段階的にハッチする傾向があると知って、6月20日の午後より砂湯右の岬に入りました。
風はほとんどなくてべったりとした湖面で通常なら釣れない雰囲気ですが、モンカゲロウのハッチとライズがまばらにあります。
私を含めてモンカゲロウでアメマスを狙うフライフィッシャが多くポイントに入っていました。
とりあえず日中はライズもほとんどないのでモンカゲダンを浮かべているよりも、モンカゲニンフをリトリーブの方が釣れるチャンスがあります。
そこで、ラインをインターミディエイトのシューティングヘットにしてモンカゲスイミングニンフを引っ張ります。
キャストしてライン先端が沈んだら5cmくらいの小刻みなリトリーブをすると意外とヒットします。
モンカゲニンフのリトリーブの釣りはラインは、WFのフローティングラインでもいいですがどうしても手返しが悪いのとリトリーブのラインの波紋が気になるのであまりやらないです。
この日は1投目でモンカゲ不イミングでヒットしたのですが、ファイト中にティペットのつなぎ目からラインブレイクしてしまいます。
こういう時に横着をすると釣った魚を取り逃がしてしまうのですね。
夕方になって多少はモンカゲのハッチが増えてきて、同時にスピナーフォールも起こっていました。
ここらへんからフローティングラインに変えてモンカゲダンやモンカゲスペントスピナーを浮かべるのですが、ここでドライフライのボックスを家に忘れるという痛恨のミスを犯してしまいます。
とりあえず、フライパッチにつけていたモンカゲダンをつけて浮かべます。
周りにいたフライフィッシャも時折竿を曲げていて、アメマスを釣っていました。
かくいう私は場所が悪くてダンに食いついてくるがウグイばかりでアメマスの豪快なライズは起こりませんでした。
6月21日早朝
6月20日に釣果が今ひとつだったので、砂湯キャンプ場で一晩泊まって朝マズメを狙うこととしました。
テントの寝床はまあまあ快適だったのですが、ほとんど寝られずにAM3:00に起床します。
この日は曇りでため夜明けは遅くてAM4:00頃釣りを開始します。
風は南からの風で風速はさほどでもなかったです。
昨日よりいくぶんモンカゲのハッチはあったのですが、やっぱりインターミディエイトラインでモンカゲニンフをリトリーブします。
誰もいないので、砂湯右の岬の馬の背の先端まで行ってほどなくヒットします。
最初はモッサリしていたのでウグイと思いきや水面で暴れる様子でマスだと確信します。
そして、首振りでガグガグいって手強い相手でファイトは5分ほどかけてランディングをします。
かなり寄せるのに手こずったアメマスは50cmほどあって特に頭がデカかったですね。
その後はウグイを連発してAM8:00頃釣りをやめます。
睡眠不足のためこれ以上釣りをする気力もなく家に帰りました。
投稿者プロフィール
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小学生の頃より近所の川でエサ釣りをしている釣り大好きな40代半ばのおっさんアングラーです。
一番好きな釣りは川のフライフィッシングです。
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