私はフライフィッシングを再開するにあたって、2018年秋から足繁く屈斜路湖に通いました。
とはいえ、ヒメマスはそこそこ釣ったものの、ニジマス1匹、ウグイ多数という釣果でした。
その際に釣れたフライパターンを紹介してゆきますね。
この記事は釣果が増えるにしたがって更新されます。
2019年度は氷が落ちた直後から足繁く通っていますが、4月はそれなりにアメマスやニジマスを釣りましたが、5月に入ってウグイしか釣れない状況が続いています。
目次
屈斜路湖で釣れたフライパターン
屈斜路湖では基本はキャスト&リトリーブの釣りとなります。
5月~6月はミッジやモンカゲロウで、夏から秋まではテレストリアルの表層の釣りとなります。
2018年は全てリトリーブの釣りでの釣果となります。
メルティファイバーストリーマー
フック ロングシャンクの#2~#8
テイル バックテイル
ボディ メルティファイバー(白系と黒系)
アイ フライアイ
湖の釣りでのベイトフィッシュのワカサギやウグイといったリアルミノーのイミテーションフライとなります。
ここ数年は屈斜路湖にもワカサギが多数確認されているので、万能パターンとなっています。
タイイングは下巻きをしてテイルにバックテールを取り付けてメルティファイバーの絡み止めとします。
その後に白系のメルティファイバーをダビングボディを5mmほど作って、上部に黒系のメルティファイバーを乗せていきます。
これを何度も繰り返してヘッドまでボディを作ります。
ヘッドでフィニッシュをしたら、フライアイを接着をしてフライアイとヘッドにエポキシやUVレジンを薄く塗ってアイとヘッドの補強をします。
このパターンの使い所としては、10月以降のニジマス狙いか、ヒメマス狙いの時にウグイが釣れた時が使うチャンスですね。
成熟したヒメマスは縄張り意識が強いのか、時折入ってくるウグイを追い回している模様です。
カラーパターンはウイングをチャートリュースやオリーブ色でも釣果がありました。
また、シャンクの上にウエイトを仕込んでキールにすると、沈みやすくなりつつも根掛かりしずらくなります。
このフライはとてもバランス良く泳いで耐久性も高くてとてもお気に入りのフライです。
ところが、タイイングがものすごく手間がかかってしまうのが玉にキズですね。
マラブーストリーマー
フック ロングシャンクの#2~#8
テイル ポーラベアー、マラブー
ボディ UVポーラシェニール
ウイング マラブー
アイ フライアイ
マラブーはご存知のとおり水中での可変度が高いため、この質感が釣果につながる強力なマテリアルです。
マラブーはテイルやウィングに使うことが多いですが、キャスト中にフックゲイプに絡みやすいという欠点もあります。
そこで、フックゲイプにマラブーを極力絡みにくくしてみました。
マラブーの絡みどめとしてポーラベアーを取り付けます。
ところが、時折ポーラベアーが絡むことがあったので、ポーラベアーをフックゲイプの1.5倍の長さくらいに取り付けるとポーラベアーが絡みにくくなります。
そして、マラブーはなるべく長く取り付けることでさらに絡みにくくなります。
ボディはオリーブ色のUVポーラシェニールのファイバーが短いものを巻くのが手間がかからないですが、フライアイを接着する際には飛び出たファイバーが邪魔になるので、ファイバーをハサミで切るとかヘッドをダビング材で作るといいと思います。
屈斜路湖には体長5cmほどのドジョウみたいな小魚がいて、カラーはオリーブ色一択でいいかと思います。
氷が落ちた直後の初期に非常によく釣れました。
時折、魚がチェイスしてきてマラブーだけにかじりついてくることがありますが、その時はテイルをちぎって調整をします。
私は4月末に爆釣したのがこのフライでしたが、何度とヒットしたのでウイングのマラブーはボロボロに食いちぎられました。
はやり強度が低いのは玉にキズですね。
カディスピューパウェットフライ
フック ウェット用#6~#14
ボディ アイスタブ チャートリュースとUV Lt.グレーをミックス
リビング ゴールドワイヤーかゴールドオーバルティンセル
スロート パートリッジ
ウイング マラード
湖でもスタンダードなウェットフライは意外と威力があります。
このフライはその名のとおりカディスピューパを意識したもので、5月~6月に威力を発揮すると思います。
#6ならヒゲナガカワトビゲラを意識したものとなり、サイズを小さくすると小型カディスピューパを模しています。
これは屈斜路湖はもとより川でダウンクロスで流しても釣れるパターンです。
ボディのアイスタブは色も鮮やかでUVの繊維が混じっていて適度に透過性やキラメキがあっていいですね。
ところが、ダビングするとイマイチ撚りつけが弱くて、魚がヒットすると解けてしまって頑丈性が今ひとつです。
それを防止するのにダビングした後でスレッドをまばらに巻いてリビングを入れて補強をしています。
アレキサンドラ
フック サーモンフック#4~#8
テイル ピーコックソード
ボディ フラットティンセル(ゴールド)
スロート ピーコップソード
ウイング ピーコックソード、ダッククイル(赤)
アイ ジャングルコック
これはフライショップチニタの北林さんに教えてもらったパターンです。
オリジナルのアレキサンドラとちょっとマテリアルが違いますが、理由があります。
屈斜路湖では木から落ちた昆虫が魚のエサとなるのですが、体長4cmくらいのカナブンもその対象となるのです。
そこで、テイルやスロートにもピーコックソードを使ってボリュームを持たせて巻いてゆきます。
カナブンを意識することもあって、スローリトリーブで使うのがポイントですかね。
このフライを教えられて実際に釣れました。
ウグイですけど(笑)
来年の秋に本格的に使ってみますね。
スカッド
フック カーブドシャンク#8~#14
アンテナ ポーラベアー、マラード
アイ モノフィラ
ボディ ダビング材、又はボディプロテクター
バック スカッドバック・クリアー
リブ ワイヤー(コパー又はゴールド)
スカッドというと海アメといったソルトウォーターの釣りで使うイメージがありますが、湖でも有効なパターンです。
秋のヒメマス釣りで中層から底層をスローリトリーブですね。
アイはナイロンモノフィラをライターで炙って玉を作って、黒いマニキュアで塗装します。
アイは小さいサイズの場合は省略しても釣果に影響はないと思います。
大きいサイズはボディプロテクターを使うのが楽ですし、小さいサイズはダビング材のほうがタイイングは楽ですね。
色はクリーム色とオリーブ色、オレンジ色ってところでしょうか。
ミッジピューパ
フック #12~#20
テイル マラブー
ボディ モノフィラ、ピーコックハール
ハックル ブラック
湖での定番となるミッジパターンですね。
私はテイルにシャックを模したオリーブ色のマラブーを2,3本付けています。
あったほうが釣れる気がします(笑)
そして、小さいサイズの場合はハックルは省略でもいいかなと思います。
ビーズヘッドウィッグルバガー
フック #8~#12
テイル マラブー
ボディ UVポーラシェニール
ヘッド ゴールドビーズ
ハックル パートリッジ
これは屈斜路湖はもとより湖や管理釣り場の万能フライとも言えるビーズヘッドウィッグルバガーですね。
私はソフトハックルの要素を加えてパートリッジを最後にハックリングしています。
UVポーラシェニールが適度なキラメキで揺らぐので、魚の目にはスジエビに見えるのかもしれないですね。
屈斜路湖で釣れたフライパターンのまとめ
今回は私が屈斜路湖で使って釣れたフライパターンを取り上げました。
フライパターンは教えて減るもんじゃないので堂々と公開しますね。
湖ではシーズン初期や終盤はストリーマーやミッジが実績があります。
5月を過ぎたあたりからメイフライやカディス、ミッジが出てバラエティーに富んだ釣りができますね。
夏はテレストリアルでしょうか。
秋はカメムシが大発生することがあるので魚はこれを見逃しません。
屈斜路湖はこのような感じでフライを選択するといいですね。
投稿者プロフィール
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小学生の頃より近所の川でエサ釣りをしている釣り大好きな40代半ばのおっさんアングラーです。
一番好きな釣りは川のフライフィッシングです。
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