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網走地方 釣行記・ポイント解説

網走川のニジマス、アメマス釣り 流域による解説 8月10日釣行記

更新日:

網走川は阿寒の阿幌岳の山を源流として、津別町より美幌町、大空町の網走湖を経て網走へと流れています。
ここで釣れるターゲットはニジマスとアメマス、ヤマメといったマス類が生息しています。
管理人のひろしはフライフィッシングしかやらないのでルアーやエサ釣りの方は参考にならないかもしれないですが、各流域のポイントを解説します。
この記事は管理人ひろしが網走川に釣りに行く毎に更新されます。

最新!2018年8月10日釣行記はこちらです。
8月10日に活汲橋でアメマスが爆釣

 

目次

網走川の概要


画像引用:網走川流域図 国土交通省

網走川は本流に大きな支流の津別川、美幌川が合流して網走湖を経てオホーツク海に流れます。
今回は流域別に車を止める場所やポイントや釣り方を説明してゆこうと思います。

最下流の網走市街 春のアメマス釣り

網走湖を経て最下流の網走市街ではここ最近は春にアメマス釣りがされるようになりました。
網走湖もそうなのですが、ここは既に汽水域で潮の影響を受けて川の流れが逆流することも普通にあります。
そこで、上げ潮で川が逆流している時は上流に向かってキャストをしてリトリーブをしてゆきます。
網走川の下流といっても水深はさほど深くなくて最深で2mくらいだと思います。

 

ちょっと調べたところルアーではメタルジグを使っているようですね。
フライだと#8~#10のタックルにタイプ2かタイプ3くらいのシンキングラインのシューティングテーパーにストリーマーやシュリンプってとこでしょうかね。
バックスペースはわりと取れますが、ダブルハンドロッドでシューティングスペイをするのが実用的ですね。
さしずめ釧路川のスケールを小さくしたものと思っていいと思います。

網走湖~大空町女満別は対象外と判断します

網走の下流域には網走湖があるのですが、網走湖でマス釣りというのはあまり聞かないです。
湖が広すぎるのもありますが、網走湖で釣りをしている人はあまり見かけません。

 

強いて言えば網走の呼人で網走湖の流れ出しのとこで投げ釣りでカレイを釣っている光景はよく見ます。
春にルアーマンがアメマスを狙っている時は見かけました。

 

そして、もうひとつは網走川の流れ込みの近くに水門があるのですが、ここは鯉釣りのポイントだったりします。
かなり昔は鯉釣りで賑わっていたのですが、今はあまり見かけません。

 

女満別-美幌間の網走川はここらへんは稲作をやっていてかなりの水が取水されてしまい、川幅のわりに水深が浅いです。
私はかつてここらへんで隠れスポットがないかを探りましたが、ポイントらしいポイントがなくて断念したことがあります。

美幌市街もポイント対象外と判断

美幌の市街地になるとなかなか良さそうなポイントが結構ありますが、ここは何せウグイが多いです。
春から夏にかけてウグイが頻繁にライズしているのですが、ドライフライを投げでもなかなか釣れません。
美幌川の合流地点もなかなかいい地形をしていてベタ底狙いでやってみたものの、ここでニジマスやアメマスを釣った試しがないです。

 

大正橋には堰堤があって、夏場は水門が閉じています。
下流では水門で水量がいきなり少なくなって、上流では止水のようになります。
相変わらずウグイは多いですが、ニジマス、アメマスはあまり釣れません。
結論として、美幌市街ではニジマス、アメマス釣りはあまりいいポイントはないですね。

 

上美幌-津別市街がニジマス、アメマス釣りのメイン

美幌市街を抜けると網走川の中流域になります。
私が思う網走川のニジマスやアメマス釣りのポイントは美幌の航空公園からとなります。

 

網走川の中流域は岩盤の割れ目とか、大きくえぐられて流れの早いところがポイントとなります。
流れの比較的早くて水深のある場所をウエットフライで広範囲に探って釣り下がるのがいいかと思います。
ここは魚のいるところといないところが顕著で一つのポイントを攻めて、反応がなければ違うポイントに移動するのがいいと思います。

マップの魚のアイコンをクリックして詳細に飛べます。

 

美幌航空公園近く

道道122号線を美幌から航空公園の戦闘機が展示されているところを過ぎてすぐに舗装の取付道路があるのでここから入ると広大な河川敷となっています。
ここで邪魔にならないところに車を止めて釣りをします。

ここのポイントは左岸がテトラポットが入っていて流れが早く、水深も1m前後あって深いです。
ここをシンクティップラインやシンキングラインでベタ底狙いをします。
またはアウトリガーでガッツリスプリットショットを噛ませてテトラに隠れているのを狙うのもいいかと思います。
ただ、ここはものすごくラインを流しづらいのでポイントを探りきれない場合がありますね。

ただ、ここは2018年6月現在河川改修工事をしていて木を掴む機械が川を渡るのでその都度濁ります。
たぶん日曜日は工事はしないと思うので工事をしていなければやっていいかと思います。
6月末に行ってみたところ、河川改修工事は終わったようです。

 

8月9日美幌航空公園近く右岸で35cmほどのニジマスが釣れました

2018年8月9日に美幌航空公園近くの右岸より釣りをしました。


5月以来久しぶりに行くとものすごい高く草が茂っていました。
この間に右岸で釣りをしている人はいないということですね。

 

美幌航空公園の右岸はこんな感じで対岸にテトラポットが入っています。
カーブの手前が流れが早くてカーブの出口が深くて流れがゆるいです。

 

ここはシンクティップラインでメンディングをしながらウェットフライを送り込んでゆっくりスイングさせます。
流れがテトラポットにぶつかって若干ラインが流しにくいですが、対岸スレスレにフライをキャストしてじっくりフライが沈めばヒットする確率は高いですね。

 

カーブの入り口の流れの早いところでチビニジが釣れました。

 

そして、カーブ出口の深いところで30cmほどのアメマスが釣れました。

 

アメマスが釣れた直後に強烈なアタリが来ました。
この引きは明らかにニジマスとわって、リールを巻いては走られてそこそこ手こずりました。
そこで、下流に移動して無事にキャッチをしました。

 

釣れたのは30cmくらい体長ですが、身体が太いヤツでした。
ヒレピンの綺麗なニジマスでした。

 

上美幌橋

航空公園を過ぎて少し行ったところに水色の橋が見えてきます。

上美幌橋の上流はこんな感じでものすごく複雑な流れをしています。

 

下流は流れが緩やかで水深も深くないです。

ここはそんなこともあってあまり人が入っているのを見たことがありません。
とりあえず攻めるとしたら橋の上流から橋の下あたりまでやはりシンキングラインでウエットフライやストリーマーをスイングさせます。

錦橋(赤橋)で6月23日に釣りをしました

上美幌橋より2kmほど上流に行くと人1人が通れる赤い橋があります。
先日釣りに行ってここが錦橋ということを初めて知りました。

 

ここは橋の前後100mほどに適度に深さのある岩盤があってフローティングラインでのウエットかストリーマーが向いています。
私が釣りに行くとだいたい先行者がいるのですが、6月23日の夕方に釣りをしてみました。
橋の100m上流から釣り下がってゆきます。
フローティングラインにフロロカーボンのリーダーを付けてウエットフライをスイングさせます。
この日は天気が悪くて夕暮れが迫る中ヒットします。
これはデカイぞ!とファイトをしていると近くまで寄せてから取り込むまで時間がかかります。

そして、ネットに収まったのは40cmくらいのサクラマスというオチでした。
やはり、5月~6月はうっかりサクラマスが釣れてしまうんですよね。
針を外して速やかにリリースをしました。

 

6月25日追記
今日もにしき橋で釣りをしようと思ったら、既に先行者がいました。
橋の下流でルアーをやっていました。
そこで、にしき橋より300mほど下流には左岸がテトラポットが入っていて右岸からキャストするといけるかと思い釣りをしてみました。

錦橋についてなんか川が茶色いんですよね><
昨日今日はさほど雨は降ってはいないのですが、上流でそこそこ雨が降った模様です。
ササニゴリを通り越して少し増水していました。
とりあえず、錦橋を渡って右岸に入って川を下ってゆきます。
ここは河畔がものすごく歩きにくいので川に入って下ってゆきますが、濁りと川底が複雑でとても歩きにくいです。

 

茶色い水の中でシンクティップラインでベタ底狙いをしてゆきます。
すると、意外と魚がヒットしますが、10cm~15cmのアメマス、ニジマス、シンコヤマメが釣れました。

さらに釣り下がって、20cmくらいのアメマスが釣れて

 

30cmほどのアメマスが釣れました。
そして、この日も天気が悪いので日暮れが早く、釣り場を後にしたのですが、川岸がものすごいシダ植物が生えていてしかも、倒木もすごくて、ヤブ漕ぎでウェーダーのスネに思いっきり穴を開けてしまいました><

 

美和の堰堤

赤橋より700mほど上流に行くと美和の堰堤があります。
ここの堰堤の上ではウグイがライズしていますが、やはりドライフライではなかなか釣れません。
また、魚道を覗くとたぶんウグイがウジャウジャ泳いでいます。
写真のとおり堰堤直後は浮き石が多くて複雑な流れをしています、
そこで、アウトリガーやルースニングでニンフで探るといいかもしれません。

 

赤橋が人が入っているのでそのまま堤防を車で走らせてここで釣りすることがあります。
私は画像の下流でフローティングラインでウエットをしていると、サクラマスがヒットしてしまいました。
ヒットした時点で釣り味がニジマスでもアメマスでもないと薄々感じましたが、やっぱりサクラマスでした。
掛かったものは仕方ないので速やかにリリースしました。

 

8月10日に活汲橋でアメマスが爆釣

津別町に入って最初のポイントがこげ茶色の橋の活汲橋となります。
左岸の堤防の砂利道に入って川に降りて空き地に車を止めます。
橋より上流200mがいい感じで流れがあって水深もあります。

 

8月10日は右岸から釣りをしました。
活汲橋の右岸下流側に砂利道があるので農作業の邪魔にならない場所に車を止めます。
河畔林を抜けて活汲橋から200mほど上流に歩いていってここから橋の下まで釣り下がります。

この時期は減水しているのでフローティングラインにフロロカーボンのリーダーをつけて、ドロッパーにダンケルド#8、リードフライにグリズリーキング#12をつけて流してみます。
普段はトラブルが増えるドロッパーシステムは使わないのですが、なんか予感がしました。

 

リードフライに小さなヤマメが食いついてきました。

 

そして、20cm~30cmくらいのアメマスが釣れました。
この日はこれくらいのサイズのヤツが活汲橋の下で群れていたのか狭い区間で10匹ほど釣れました。
短い区間で同じような魚が釣れると釣りに夢中になりすぎて撮影がおろそかになってしまいました(笑)

 

麦の乾燥工場裏

活汲橋より上流はしばらく車が止められる適当な場所がないためやったことないですね。
しばらく上流に進むと農協の大きな施設が見えるのでここの上流に空き地みたいなところがあります。
ここの脇道に入ってここに車を止めて良いポイントだけを攻めてサッと他のポイントに移動するのがいいですね。

地図の白い車が止まっている所から川に入るといきなりいい感じの水深のある流れになります。
ここを100mほどフローティングラインでウエットフライを流しましょう。
先日ここで30cmほどのニジマスを釣りましたが、動画の録画が止まっていて画像がないです。

達美吊橋

ここは車の通れない人が通る橋となっています。
画像を見るかぎり、主な流れが2つありますが、川底が滑りやすくて岩盤なので注意が必要です。

この日はルアーマンが2人入っていたので釣りはできませんでした。

 

達媚橋に8月5日に釣りをしました

8月5日の夕方に達媚橋(たっこぶはし)で釣りをしたので、釣行記を書いてゆきますね。
津別から北見につながる道道27号線に架かる橋です。
橋の右岸上流側の砂利道より川に降りる道路があります。

 

ここは橋の上流にはうっすらカーブをして左岸にはテトラポットが入っています。
カーブの入り口は流れが早くて浅いですが、出口は流れがゆるくてかなり深いです。

 

上流のカーブから釣りをスタートさせます。
お得意の#5タックルにシンクティップラインでグリズリーキングのウエットフライを流します。
すると1投目でラインをフリップしている矢先にヒットします。

 

スイスイと引き寄せてたやすくキャッチをします。
釣れたのは13cmほどのパーマークが残るニジマスでした。

 

続いて、15cmくらいのアメマスが釣れます。

 

カーブの下流の流れがゆるくて深いところでヒットします。
おっ、おっ、おぉ、これはけっこうデカイ!

と、ラインを手繰り寄せてきます。
結構デカイよ!

無事にネットにランディングします。

 

釣れたのは30cmほどあるアメマスさんでした。
針を外す矢先にネットを飛び出して結構手こずりました。

 

カーブの出口はものすごく流れがゆるくてフライが流しにくいので橋の下に移動しようかと思い、リールを巻いている矢先にヒットします。

うぉ、ウソ? ビックリした!
と、そのままリールファイトをします。

これはデカイよ!
と、ラインを手繰り寄せてリールを巻いてゆきます。

クン!クン!っと川底に潜ってゆく動作を何度もします。
この時点ではデカイウグイの予感がしました。

ただし、ウグイはすぐに息切れするので、サクラマスかアメマスだと確信します。
リールをパーミングしながらプレッシャーをかけます。

ニジマスかもしれん、デカニジかな?

と、手前まで引き寄せたもののなかなか寄ってきませんでした。
水面まで出てきて魚体に斑点があるのが見えてアメマスだとわかります。

 

そして、一気に引き寄せてランディングネットに収めました。

 

ちょうどネットの枠と同じ大きさで40cmくらいのアメマスが釣れました。
今シーズン一番デカイ魚が釣れました。

夕闇が迫る中2箇所でデカイライズがありました。
当然ながら、このライズを取りに行きましたが上手くはいかず。
その後はチビアメちゃんが釣れただけでタイムアップとなりました。

 

2018年10月14日に達美橋付近で釣り人流される

2018年10月14日に網走川で横浜市の39歳の男性の釣り人が川に流されて死亡するという事故が起こってしまいました。

オホーツクの津別町で釣りをしていた男性が網走川で流されました。
およそ2時間後に川で男性が浮いているのが見つかり死亡が確認されました。
14日午後0時半ごろ津別町達美(たつみ)の網走川で男性が流されたようだと、近くで釣りをしていた男性から警察に通報がありました。
警察によりますと、流された男性は40代くらいで川の中に入って釣りをしていたところ足を滑らせ深みにはまったと見られています。
およそ2時間後に300メートルほど下流のところで川に仰向けで浮いている男性が見つかり病院に運ばれましたが死亡が確認されました。
警察は、この男性が流された男性と同じ人物か身元の確認を急いでいます。
引用元:津別町の網走川で釣り人流される Yahooニュース

Yahooニュースはすでに削除されていますが、ここの動画で現場が映されていましたが、この青い橋というのが津別町達美にある達媚橋に間違いありません。
正直、網走川の津別町までくると溺れるようなところがピンとこなかったのですが、この橋の上流左岸はものすごく深いんです。
どこでどういう状況で流されたのかが不明ですが、おそらく川の深みに入って転倒してウェーダーに水が入ってしまって起き上がれなくなったのかも知れません。

 

津別川合流部

達媚橋より左岸の細い道を上流に進むと津別川の合流部になります。
ここは確か流れが早くて深いのでポイントを探りきれないです。
数年前に2,3回行った程度であんまり釣れた記憶がないため入らないですね。

 

津別町共和-本岐は渓流の様相となります

津別町市街を出ると網走川は大きく蛇行して川幅も狭くなってきます。
その分、渓流独特の大場所も存在します。
ここらへんからドライフライ、ニンフ、ウエットと幅広い方法で釣りをすることができます。
私は微妙に遠いのでここらへんで釣りをすることはあまりないですが、5月中旬に行ってきました。

 

ここのカーブの脇に車を止めて釣り下がってゆきました。

このような岩盤の深いところはスプリットショットを付けてアウトリガーで探ります。

 

中流域のような岩盤の流れのある深いところがあればウエットフライで探ってゆきます。
このようにこの区間を攻めて釣れたのはシンコヤマメが5匹くらいというしょっぱいことになっています。

 

そして、ある瀬をウエットフライでゆっくりドリフトさせると大物がヒットします。
コレはデカイぞと竿を立ててリールを巻いてゆきます。

ダンケルドのウエットフライを咥えてたのはサクラマスでした。
ヒットしてすぐにわかったのですけどね。
針を外して速やかにリリースしました。

 

今回の釣行はシンコヤマメにサクラマスというヘボい釣果となりましたが、久しぶりにこの場所で釣りが出来て楽しかったです。

本岐-相生-源流域

本岐より上流はさらに川幅も水量も減ってゆきます。
相生市街は適度な流れと深さのあるところがあってなかなかいい釣りができると思います。

 

相生を過ぎると流れが細く河畔林の張り出しもキツイのでキャストしずらいですね。
かなり昔にこのあたりをドライフライで釣り上がったのですが、25cmくらいのニジマスを釣ったくらいであまりいい思いをしたことはありません。

さらに釧北峠の麓あたりになると源流の小川のような流れになってゆきます。

 

網走川の釣りのまとめ

今回は私がよく行く網走川を取り上げました。
秘密の場所みたいなものは知らないので、私の釣りをした経験で各ポイントを解説しました。
網走川で大物を狙うなら岩盤が割れていて深くて影のできているところを根掛かり上等でベタ底をフライを転がせばわりと釣れると思います。
あとは運ですかね。

 

 

投稿者プロフィール

道東アングラーひろし
道東アングラーひろし
小学生の頃より近所の川でエサ釣りをしている釣り大好きな40代半ばのおっさんアングラーです。
一番好きな釣りは川のフライフィッシングです。

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